単純に「おもしろそう。」が動機となりました。会社訪問をするまでは、最終的な製品もわからない状況でしたが、訪問時に「業務内容は紙幣鑑別装置に関わる業務。」ということを聞きました。この言葉が私の中ではキーワードとなり、未知の領域に踏み入るわくわく感と、もともと技術的な要素を含んだ仕事をしたいと考えていましたので、ここで働いてみたいという思いが自然と湧いてきたことを覚えています。

私は生産技術課に所属しており生産設備の開発～保守を行っています。その中で「世の中に無い設備を作りだす」これが私の仕事です。当社の製品は特殊性があり、部材は全てカスタム品ですので、それを組み立てる設備も全てゼロからの設計対応が必要になってきます。
近々では、今流行りのロボットにセル生産を組合わせた、ロボットセル生産システムを推進する業務を行っています。
「人間に勝つシステムを目指す！」と目標を掲げながらも、やはり人間ってすごいの連続。。。
如何にして人間に勝っていくか模索しながら、日々業務に取り組んでいます。

経済活動をしていく中で"お金"は切っても切り離せない存在です。
その大切な存在を、みなさんは疑うことなく使ったり、蓄えたりしているのではないでしょうか。
そういった当たり前と思えることが当たり前に思えるのは、実は当社の紙幣鑑別センサ技術が一役買っています。
人々が当社製品を直接目にする機会や意識されることが少ないこともあり、華やかさという面では少し寂しいと感じてしまうところもありますが、なくてはならない社会的役割に携われることにやりがいを感じています。

当社の製品構成物は、ほぼカスタム品です。
従って、私が所属する生産技術部門から見た自動化、省人化は「全てゼロから考える」ということです。全てが揃った設備を購入するというわけにはいきません。「この世に1台しかない物を作り上げる」そういったところが、難しいところであり、楽しいところであり、やりがいを感じます。
オペレータから社長まで全員が喜んでもらえる・誇りに思える唯一無二の設備を作る。これが私の夢です。